2024.06.21
扁桃腺、アデノイド肥大だけじゃない!子どものSASの原因
子どもの睡眠時無呼吸症候群(SAS)では、扁桃腺、アデノイドの肥大が大きく関係し、それらを切除する手術治療が有効とされています。
しかし、カナダのアルバータ大学病院のEl-Hakim医師は、「子どもを年齢で分けて調べると、ほかにもさまざまな要素が関連していた」と指摘しています。
El-Hakim医師は、SASと診断された子どもを3歳以下の早発群と4歳以上の遅発群に分け、身体状況を調べたところ、早発群では胃食道逆流症や嚥下機能障、遅発群では喘息や肥満の合併が高かったそうです。
この結果をもってEl-Hakim医師は、「扁桃腺、アデノイドの切除を考えるだけでなく、これらの合併する病態に目を配り、日常生活で管理すれば、SASの改善に良い影響を及ぼす可能性がある」と述べています。
(文責:株式会社プロウェーブ《prowave.co.jp》)