2021.08.06
夜間頻尿の成人には閉塞性睡眠時無呼吸症候群が多くみられる
日本の研究です。
65歳未満の成人の場合、夜間頻尿の患者さんでは閉塞性睡眠時無呼吸症候群(睡眠中に気道が狭くなって呼吸停止の状態が生じる)が多くみられることが分かりました。
これに対し、65歳以上の成人では、夜間頻尿の患者さんだからといって閉塞性睡眠時無呼吸症候群が多くみられるわけではありません。
この理由として、高齢者の夜間頻尿の原因には閉塞性睡眠時無呼吸症候群だけではなく、その他にも過活動膀胱(膀胱が過敏に反応して尿をためにくくなる)や前立腺肥大症、そしてその他の老化による泌尿器の変化が生じることなどが考えられます。
(文責:株式会社プロウェーブ《prowave.co.jp》)