2021.08.06
高齢者の難聴は身体機能が弱ることと関係している
アメリカの研究です。
重い難聴の高齢者は、聴覚が正常な高齢者と比べ、身体、歩行、そしてバランスの機能が低くなることが示されました。
この研究では、地域に在住する高齢者(平均年齢79歳)約3,000人を調べたところ、重い難聴の人では聴覚が正常の人と比べて、身体能力が弱っている人の割合が約2.5倍多いことが分かりました。
その理由として、身体を使って活動するさいには、視覚だけでなく周囲からの聴覚の情報も重要となることや、難聴の人は在宅で座っている時間が長くなるために身体機能が低下することも考えられます。
(文責:株式会社プロウェーブ《prowave.co.jp》)