2021.12.24
綿棒の使用は鼓膜穿孔の原因となることが多い
米国の研究です。
鼓膜が破れてしまう鼓膜穿孔の61%は、耳の中に器具を差し込むことが原因で起き、そのうち45%が綿棒によることが示されています。
耳垢を取るための耳掃除で主に使われる綿棒などの器具により、外耳道が傷ついたり、鼓膜が破れてしまうことも多く、感染や難聴につながる可能性があります。
米国の救急科100か所について5年間の記録を調べたところ、耳のけがによる受診が900件を超えており、これは全国換算で5,000 件という数字になります。
耳垢は水溶性であるため、シャワーの後にタオルで拭き取ることができますし、耳には自浄作用があるので、耳垢は古い皮膚とともに自然に耳から出ていきます。
(文責:株式会社プロウェーブ《prowave.co.jp》)