2022.04.25
慢性副鼻腔炎はうつ病や不安のリスクを高める
韓国の研究です。
慢性副鼻腔炎を有する人はそうでない人よりも、うつ病や不安をきたす割合が高いことが示されました。
2002年~2013年に慢性副鼻腔炎の治療を受けた患者16,224人とそうでない対照者32,448人が研究対象とされ、これらの人にはうつ病や不安の病歴はありませんでした。
11年の追跡期間中、慢性副鼻腔炎の患者では、うつ病や不安をきたす割合が50%以上高いことが示されました。
うつ病、及び不安を発症する割合は対照者と比べた場合、鼻ポリープのある患者5,461人ではそれぞれ41%及び45%高いこと、またポリープのない患者ではそれぞれ61%及び63%高いことが分かりました。
副鼻腔炎を有している人でも、自分が慢性副鼻腔炎であるとは認識していないことが多いため、耳鼻科医を受診して早期の診断・治療を受けることが重要です。
(文責:株式会社プロウェーブ《prowave.co.jp》)