2022.12.23
コロナ禍で聴覚障害者が困っていること
聴覚障害者は以前から、医療現場でのコミュニケーションに苦労し、健康状態の悪化につながるという問題がありました。
それがコロナ禍のマスク着用により、一般の人でもコミュニケーションに支障を来しがちなところ、聴覚障害者においては他人の顔の表情や唇の動きを読み取りにくいことが問題になっていると、ニューヨーク大学のBlustein博士らは指摘しています。
そのため、聴覚障害がある人と話をするときは、ゆっくり話す、声量を上げるなどの配慮とともに、透明のフェイスマスクの使用や、ホワイトボードやノート、音声からテキストへの書き起こし機能を備えたスマホのアプリなどの活用も役立つと提案しています。
コロナ禍は、聴覚障害者のコミュニケーションの問題について検討する良い機会になったと研究者らは述べています。
(文責:株式会社プロウェーブ《prowave.co.jp》/引用: ロイターヘルス)