2023.01.25
どっちがおススメ? 扁桃切除術 vs 扁桃摘出術
慢性および再発性の扁桃炎に対しては、従来、手術室にて外科的に患部を摘出する「扁桃摘出術」が行われてきました。
しかし最近は、外来でレーザーにより手短に患部を切除する「レーザー扁桃線切除術」が行われる機会が増えています。
そこでオランダ・ハガジーケンハウスの病院のDr. Chungは、199人の患者を対象に従来の「扁桃摘出術」と「レーザー扁桃切除術」について調査を行ったところ、「レーザー扁桃切除術」は「扁桃摘出術」に比べ、術後出血が大幅に少なく、回復の早いことが分かりました。
一方、術後6ヶ月の時点では、「レーザー扁桃腺切除術」では57%に症状が残りましたが、「扁桃摘出術」ではわずか35%でした。
この結果から、Dr. Chungは、「レーザー扁桃腺切除術」は痛みが少なく、早期に仕事に復帰できますが、重度の扁桃感染症の患者には適していない可能性があるとコメントしています。
(文責:株式会社プロウェーブ《prowave.co.jp》)