2023.02.24
安眠を誘うホワイトノイズマシンが、子どもの聴覚に有害?
ホワイトノイズマシンは、別名スリープマシンと呼ばれ、心拍音などさまざまな音を出して安眠を誘うマシンです。
ただ、子どもの耳は大人と異なり、一定の騒音レベルで難聴を引き起こす可能性があります。
そこでトロントの耳鼻咽喉科医Papsin博士は、14種類のホワイトノイズマシンを用いて研究を行ったところ、すべてが50デシベルを超える音を出し、うち3台は85デシベルを超えていました。
カナダでは、通常子どもの病室は50デシベル以下となるよう配慮されています。
これは、隣の部屋で動いている食洗機の音量に相当します。
この結果から博士は、ホワイトノイズマシンは子どもの安眠に役立つものの、長時間、最大音量にすると聴覚に障害を与えるかもしれないと指摘しています。
そこで、ホワイトノイズマシンを使う場合はできるだけ子どもから離して設置すること、音量を小さく設定すること、子どもが眠れば電源を切ることを提案しています。
(文責:株式会社プロウェーブ《prowave.co.jp》)