2023.03.24
発育障害をもたらす鼻の症状に、あらたな治療法
梨状口が狭いままだと、赤ちゃんは呼吸困難や摂食障害を引き起こし、発育障害となる恐れがあります。
治療法としては、点鼻薬を用いた治療法がありますが、それで効果が得られない場合、上唇の裏側を切開し、電動ドリルで狭窄部位を拡張してステントを留置する手術が有効であることが、ピッツバーグ小児病院のChi博士らによって報告されました。
博士らが手術を手がけた4人の赤ちゃんは、全員が摂食障害と発育障害を抱え、3人が呼吸困難を有していましたが、手術後、全員が元気で、呼吸や摂食の問題は改善されていました。
Chi博士は「この治療法が他施設でも実施され、普及することを期待している」と述べています。
(文責:株式会社プロウェーブ《prowave.co.jp》/引用: ロイターヘルス)