2023.04.21
喘息の人は、睡眠時無呼吸症候群にご注意を
喘息の患者さんは、喘息のない人に比べ、眠気やいびき、無呼吸を抱えることが多いと言われてきました。
ただ、それが病気であるSAS(睡眠時無呼吸症候群)の発症につながるかどうかは不明でした。
そこでウィスコンシン大学のTeodorescu博士らは、547人の参加者を対象に、1998年から2013年にかけ、4年おきにSASの検査を行いました。
その結果、喘息の患者さんは、喘息のない人にくらべ、SASを発症するリスクが38%高いことが分かりました。
とくに喘息になってからの期間が10年を超える患者さんは、SASを発症するリスクがもっとも高かったということです。
この結果から、喘息の患者さんは、定期的にSASの検査をすることが望ましいと考えられます。
(文責:株式会社プロウェーブ《prowave.co.jp》)