2023.10.26
職場の騒音が難聴だけでなく、ケガの原因に
職場での騒音にさらされる労働者は、騒音性難聴を発症するリスクがあります。
そのため、高い騒音レベルの職場では労働者の聴覚を保護すべく、適切に騒音をコントロールしないといけません。
さらにカナダのケベック国立公衆衛生研究所のGirard氏は、100デシベルというかなり大きな騒音の中で働く労働者は、そうでない労働者に比べ、業務関連のケガで入院するリスクが2.4倍であると報告しています。
米国のワシントン大学環境産業衛生科学研究部のRabinowitz氏は、騒音から耳を守るために保護具などを使用することは大切としつつ、業務上の重要な指示などを聞き逃してケガにつながる可能性を指摘し、「騒音の中でも適度に聞こえる保護具を開発したり、聴覚に頼らないような業務サインを考案したりすることが重要」と提案しています。
(文責:株式会社プロウェーブ《prowave.co.jp》/引用: ロイターヘルス)