2023.11.28
前庭神経炎に対する薬物と運動の効果
前庭神経炎とは、内耳と脳をつなぐ前庭神経に炎症が起こり、突然、強いめまいが生じる病気です。
ギリシャのテッサロニキ・アリストテレス大学のGoudakos博士らは、前庭神経炎の患者さん40人を対象として、ステロイド治療を行う群と運動療法を行う群に分け、その効果について評価を行いました。
その結果、12カ月後の回復率は、ステロイド治療群50%、運動療法群45%であり、Goudakos博士は、運動療法ではステロイド治療と同程度の効果が期待できると述べています。
一方、米国のマウントサイナイ・アイカーン医科大学のSmouha博士は「前庭神経炎は、治療により治癒する疾患。逆に12カ月かけて4~5割の患者しか回復しなかったのが驚き。前庭神経炎を発症すれば、1週以内にステロイド治療を開始し、2~4週経って改善しなければ運動療法を追加すると良い」と指摘しています。
(文責:株式会社プロウェーブ《prowave.co.jp》)