2024.04.19
慢性副鼻腔炎の患者さんは、うつの症状に要注意
米国では、成人の12%以上が慢性副鼻腔炎に悩まされています。
しかも患者さんは、慢性副鼻腔炎による症状や痛みが影響して、仕事や学校を休んでしまうこともめずらしくないようです。
ハーバード大学医学部のSedagha博士は、慢性副鼻腔炎の患者さんを対象に「過去33カ月間に何日仕事や学校を休みましたか」といった質問を行ったところ、平均すると3日でしたが、うつの症状がある人は平均よりも長引く傾向がある結果となりました。
この結果から、慢性副鼻腔炎の患者さんを診る際は、まずはうつの症状が隠れていないかを確認することが重要です。
そして、治療に際しては、うつの治療も合わせて考えることで、患者さんの仕事や学校生活への影響も抑えることができると考えられます。
(文責:株式会社プロウェーブ《prowave.co.jp》)