2024.08.23
始業時間を10分遅らせると、子どもの睡眠に良い影響が?
カナダでは、5~13歳の子どもは毎晩少なくとも9時間、14~17歳は8時間の睡眠が推奨されています。
そこで国内49校の生徒を対象に調査を行ったところ、平均的な睡眠時間は7時間でした。
また、学校の始業時間は午前8時~9時35分という状況でした。
そこで調査期間中、始業時間が変更となった学校について調査を進めたところ、5分遅らせた学校では生徒の睡眠時間に変化はありませんでしたが、10分遅らせた場合は平均23.7分、睡眠時間が長くなることが分かりました。
なお、学校の始業時間を10分遅らせても、授業のスケジュール全体への影響はなかったということです。
この研究結果から、学校の始業時間をわずか10分遅らせることで、子どもたちの睡眠にプラスの影響を与えることができ、健康増進に役立つと考えられます。
(文責:株式会社プロウェーブ《prowave.co.jp》)