みんなの医療ニュース

2024.08.23

飲酒量増加やうつ症状が、ゆくゆくはパーキンソン病に?

レム睡眠行動障害(RBD)とは、睡眠中に突然、大声の寝言や奇声を発したり、暴力的な行動を起こしたりする病気です。
さらに、RBDが確認された人は、その8割がパーキンソン病、レビー小体型認知症などの重篤な病気を発症することがこれまでに明らかとなっています。
そこでカナダ・マギル大学のPostuma博士は、3万人以上のデータを調査し、3.2%がRBDを有しているとして、その患者の背景について調査を行いました。
すると、これまでRBD患者は男性、低学歴、喫煙者に多いことが知られていましたが、あらたな調査からは、「アルコール摂取量の増加」「抗うつ薬の使用」「重度の精神的苦痛」などがリスクであることが明らかとなりました。
ただ、こうしたRBDのリスク因子は、パーキンソン病等のリスク因子と必ずしも一致はしておらず、今後さらなる検討が必要と考えられます。



(文責:株式会社プロウェーブ《prowave.co.jp》)

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