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2024.10.31

手術による顔面神経麻痺は、避けることができる

耳下腺摘出術は、耳鼻科領域でよく行われる手術ですが、やっかいな後遺症として顔面神経麻痺があります。
ドイツ・ミュンスター大学のSavas医師は、耳下腺手術患者の15~66%で一時的な顔面神経麻痺が、2.5~5.0%で永久的な顔面神経麻痺がおこると指摘しています。
一方で現在、耳下腺手術おいて、顔神経機能の変化をいち早く検知し、神経損傷リスクを術者にフィードバックする「顔面神経モニタリング」装置が開発されています。
Savas医師は、耳下腺摘出術を受けた患者さんを対象に検討を行い、モニタリングなしの手術は、モニタリングありの手術に比べ、術後顔面神経麻痺の発症率が8.25倍高いことを明らかにしました。
Savas医師は、「経験豊富な医師の中にはあたらしいツールの使用を敬遠する者もいるが、その考えが変わることを願っている」と述べています。



(文責:株式会社プロウェーブ《prowave.co.jp》)

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