2024.12.27
扁桃摘出術、アデノイド切除術の術後は入院すべき?
米国では一般的に、扁桃摘出術およびアデノイド切除術は外来で行われています。
ただ、ほかの病気を持っている子どもや、3歳未満の子どもは合併症のリスクが高いため、術後は入院することが推奨されています。
スタンフォード大学のChang博士らは、扁桃摘出術およびアデノイド切除術を受けた子ども約11万5千人の医療記録を調査したところ、約9万千人が外来で手術を受けていました。
そのうち3歳未満に絞ったところ、対象となる8,719人のうち2,833人(33.1%)が術後、入院していませんでした。
Chang博士らは、「外来で手術を受けた子どもの中には、合併症を発症するリスクの高いケースが含まれている。そうした子どもを見つけ出し、入院環境に置いて適切に治療する必要がある」と述べています。
※:日本ではこれらの手術は入院により行われます
(文責:株式会社プロウェーブ《prowave.co.jp》)