2025.04.25
視力障害があると、認知症のリスクが上がる?
認知症は加齢にともない増加するため、高齢化社会においてその予防は大きな社会的課題となっています。
米国ミシガン大学アナーバー校のEhrlich博士は、米国成人約1万7千人を対象として、どのようなリスクが認知症の発症と関連するかの検討を行いました。
その結果、高血圧が認知症のリスクを高める最大の要因であることが示されましたが、視力障害に関しても、もし視力が健康であれば10万人以上の認知症を予防できた可能性が示唆されました。
その他、難聴 、肥満 、うつ病なども認知症発症との関連が指摘される結果となり、「認知症は複数のリスクが関連して発症している可能性がある。
そのため、視力障害を含めどういう場合に認知症を発症しやすいかを解明していく必要がある」とEhrlich博士は述べています。
(文責:株式会社プロウェーブ《prowave.co.jp》)