2025.10.31
認知症対策!? 米国で補聴器を使う人が増加
米国ジョンズ・ホプキンス大学のLin博士らの研究によると、50~69歳の成人では難聴を経験する人が減少している一方、補聴器を使う人は増えていることが明らかとなりました。
本研究では1999~2004年と2011~2016年の調査データを比較した結果、難聴の割合は23.2%から18.8%に減少していたのに対し、補聴器の使用率は6.0%から13.5%へと倍以上に増加していました。
また、軽度や中等度の難聴でも補聴器を使う人が増えており、とくに中等度では12.9%から37.0%に上昇していました。
この報告を受け、他の研究者は「難聴は認知症と関係するというエビデンスが増えているため、補聴器の重要性を認識する人が増えている可能性がある」「しかし、より高齢になると難聴自体に気づかなかったり、加齢にともなう症状と捉えているケースも多い」と指摘しています。
(文責:株式会社プロウェーブ《prowave.co.jp》)