2026.05.29
難聴がある人の認知症リスクと補聴器の関係
難聴は認知症発症のリスク因子となり、さらに補聴器の使用有無が影響することが示唆されています。
それらの因果関係を明らかにすべく、デンマークで50歳以上の57万人超を対象に、平均8.6年追跡する大規模研究が実施されました。
その結果、追跡期間中に約2万3千人が認知症を発症し、難聴がある人はない人に比べ発症リスクが約7%高いと推定されました。
さらに難聴がある人のうち、補聴器を使用していない人は、使用している人に比べよりリスクが高い可能性も示されました。
難聴で認知症を発症する背景には、聴き取りにくさによる脳への負担、社会参加の減少による脳への刺激低下などが挙げられます。
本研究の結果からも、難聴は単なる耳の問題にとどまらず、脳の健康とも深くかかわる可能性があると考えられます。
(文責:株式会社プロウェーブ《prowave.co.jp》)