2026.08.28
光でがん細胞を狙い撃ち、新しい治療法
頭頸部がんは世界で7番目に多いがんであり、中咽頭がん、口腔がん、下咽頭がん、喉頭がんなどが含まれます。
手術や放射線治療後に再発すると治療が難しく、飲み込みや発声などの機能が障害されることも大きな問題となっています。
そこであらたに注目されているのが、『近赤外線光免疫療法』と呼ばれる治療法です。
これは、がん細胞にだけ結合する特殊な薬剤を投与し、そこに近赤外線を当てることで、正常な細胞を傷つけずに「がん細胞だけを破壊」する治療法です。
国内外で有効性と安全性を検証する臨床試験が行われ、日本では「切除不能な局所進行または局所再発の頭頸部がん」を対象に保険適用となっています。
今後は免疫チェックポイント阻害薬など、他の治療との組み合わせにより、さらに効果的な治療へと進化することが期待されています。
(文責:株式会社プロウェーブ《prowave.co.jp》)