診療について

口腔がんチェック

口腔がんとは?

口腔がんとは、口の中に発生するがんの総称で近年、日本で増加傾向にあります。歯以外のどこにでも発生しますが、もっとも多いのは舌がんで、口腔がん全体の約6割を占めています。

  • 舌がん(舌にできるがん)
  • 歯肉がん(歯ぐきにできるがん)
  • 口腔底(こうくうてい)がん(舌と歯ぐきの間にできるがん)
  • 頬粘膜(きょうねんまく)がん(頬の内側の粘膜にできるがん)
  • 口蓋(こうがい)がん(上あごにできるがん)
  • 口唇(こうしん)がん(唇にできるがん) など

口腔がん全体の男女比は3:2と男性の方が多く、高齢になるほど発生しやすくなります。日本では発見が遅れがちで、他の先進国にくらべて死亡率が高いことが問題視されています。

口腔がんとは?
口腔がんとは?

口腔がんになる原因

口腔がんの代表的なリスク因子は、喫煙です。喫煙者における口腔がんの発生率は、非喫煙者の約7倍という報告もあるほどです。また、飲酒もハイリスク因子のひとつで、毎日たばこを吸い、お酒を飲む人は口腔がんが発生やすくなります。
ほかにも、口の中を不衛生なままにしたり、合わない入れ歯や欠けたかぶせものを使い続けて舌や頬を傷つけることも、口腔がんのリスク因子となります。

早期発見の重要性

口腔がんに対する治療は、手術が基本です。さらに、口腔がんの種類やステージ(進行度)に応じて、放射線治療や化学療法を組み合わせていきます。
手術では、舌や顎、頬、唇など、がんのある部位を切除するため、容姿が変化し、術前と同じように食事や会話ができなくなる場合があります。治療による影響をより小さい範囲にとどめるためにも、早期発見が大切です。

おもな自覚症状

口腔がんは内臓のがんと異なり、目で見て、指で触ることのできる部位に発生するのが特徴です。ふだんから鏡を使って口の中を観察し、指で触ってチェックをする習慣をつけましょう。
口腔がんの自覚症状には、おもに下記のようなものがあります。

✓口の中の異物感 ✓口臭 ✓ただれ ✓歯のぐらつき
✓痛み ✓口の開けづらさ ✓飲み込みづらさ ✓出血 ✓首のしこり など

ただ、これらの症状はがん特有の症状と結びつけにくいため、歯周病や、治りにくい口内炎と思いこみがちです。口の中に気になる症状がある場合は、医療機関で専門のチェックを受けましょう。

口腔がんチェックについて

当院で行う口腔がんチェックは、次のような流れで行います。
定期的な口腔がんチェックは、早期発見・治療の第一歩となります。全身の健康診断を受けるように、1年に1回は口腔がんチェックを受けましょう。

  • 問診(過去の病気や、現在の健康状態をチェックします)
  • 視診(口の中を目でチェックします)
  • 触診(口の中を指でチェックします。首のリンパ節への転移を確認するため、首も触ります)
  • 蛍光観察装置(特殊な青色光を当てて、口の中の状態を写真撮影します)
    ※蛍光観察装置は、色素剤などは使わず、特殊な光を照射することで口の中の異変を発見することのできる安全な観察方法です。身体への負担は発生しません。

  • 結果の報告(約1週間後に再び受診いただき、カウンセリングを行います)
    ※問題ない場合は、年に1回程度定期的に観察を行います。
    ※疑わしい場合は、専門医へご紹介いたします。

はなまるクリニックで口腔がんチェックを受けるには

はなまるクリニックでは、口腔がんチェックを行っています。
なかなか治らない口内炎、舌や口の中に気になる症状がある場合は、早めに受診してご相談ください。
受診の際は、オンライン受付からご予約をお願いいたします。

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