診療について

睡眠障害(不眠症・過眠症・睡眠時無呼吸症候群など)

【ご注意】本ページは情報共有のみのサイトです。
当院では耳鼻咽喉科領域である睡眠時無呼吸症候群以外の診療は行っておりませんのでご了承ください。

1 はじめに

眠りが浅い、眠ってもすっきりしない、日中の眠気が強いなど、睡眠の質が悪いと感じることは誰しもあります。睡眠障害にはさまざまなタイプがあり、原因や治療法も異なります。まずは自分の症状がどのタイプに近いかを知ることが大切です。

睡眠障害

2 睡眠障害の主なタイプと特徴

2-1. 不眠症

入眠が難しい、夜中に何度も目が覚める、早く目が覚めて眠れないなどの症状が中心です。
心理的ストレスや不安、うつ状態、生活習慣の乱れが関係することが多く、睡眠の持続時間だけでなく、眠りの質も影響します。

2-2. 睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠中に呼吸が止まることが繰り返され、いびきや日中の強い眠気が特徴です。
血中酸素が低下し、高血圧や心疾患のリスクが上がることがあります。肥満や首回りの太さが関係するケースも多いです。

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2-3. 過眠症(ナルコレプシーを含む)

十分な睡眠をとっているはずなのに日中に強い眠気が続く状態です。ナルコレプシーでは情動が高ぶったときに筋力が抜ける発作が起こることがあります。
中枢神経系の機能異常が関係することがあり、専門的な診断・治療が必要になります。

2-4. 概日リズム睡眠障害

生活リズムが乱れ、眠る時間と起きる時間が社会生活のリズムとそぐわなくなる状態です。
思春期・若年層に多く、学校や就業への影響が出やすいです。

2-5. 睡眠関連障害(睡眠行動障害、睡眠時随伴症候群など)

睡眠中の行動異常や夢と現実の混同などが生じ、日常生活に支障をきたす状態を指します。原因は多岐で、専門的な診断と治療が必要になることが多いです。

3 症状別にみる受診科の目安

【ご注意】本ページは情報共有のみのサイトです。
当院では耳鼻咽喉科領域である睡眠時無呼吸症候群以外の診療は行っておりませんのでご了承ください。

不眠症
睡眠専門医がいる医療機関、または精神科・心療内科
睡眠外来を設置している施設が理想的
睡眠の質改善には認知行動療法(CBT-I)など非薬物療法が有効な場合が多く、専門的な問診・評価が役立ちます
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
耳鼻咽喉科、呼吸器内科 睡眠中の呼吸状態を評価し、CPAP療法やマウスピース型装置、体重管理などの選択を検討します
過眠症(ナルコレプシーを含む)
神経内科、睡眠専門医、精神科・心療内科
中枢神経系の関与がある場合があり、PSG/MSLT などの検査を通じて正確な診断と治療計画を立てます
概日リズム睡眠障害
睡眠専門医がいる医療機関、または精神科・心療内科
日中活動のタイミングを整えるための生活指導や光療法の適用など、専門的なアプローチが有効です
睡眠関連障害(睡眠行動障害、睡眠時随伴症候群など)
睡眠専門医、精神科・神経内科、場合によっては小児科(年齢に応じて)
睡眠中の行動異常は原因が多岐にわたるため、総合的な評価と個別の治療計画が重要です

4 診断の流れと検査のポイント

睡眠障害の診断は、まず問診と睡眠日誌で症状の特徴を把握します。次に基本検査(血液・心電図・血圧など)で全身状態を確認。必要に応じて睡眠検査へ進みます。終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)では脳波・目の動き・筋活動・呼吸・酸素飽和度を総合評価します。日中の眠気が強い場合はMSLT(昼間睡眠潜時検査)でナルコレプシーなどを評価します。検査結果を総合して、適切な診断と個別治療計画を立てます。(※当院では睡眠時無呼吸症候群に対する検査以外は対応しておりません。)

5 治療の基本的な考え方

薬物療法だけに頼らず、生活習慣の改善(規則正しい就寝・起床、適度な運動、カフェインの摂取制限など)と認知行動療法などの非薬物療法を組み合わせることが重要です。 不眠症には睡眠衛生指導とともに、必要に応じて睡眠薬の適正使用を検討します。長期使用を避ける方針で、生活背景に合わせた治療計画を立てます。 睡眠時無呼吸症候群にはCPAP療法が標準です。軽症〜中等症ではマウスピース型装置、肥満が関係する場合には減量指導も併用します。 概日リズム睡眠障害には光療法やメラトニン作用薬、生活リズムの調整が中心になります。重症例では入院治療が検討されることもあります。

6 受診の準備のコツ

  • 睡眠日誌を1~2週間程度用意し、就寝・起床時刻、眠りの質、夜間覚醒の頻度、日中の眠気の程度を記録する
  • 現在飲んでいる薬やサプリ、アルコール・カフェインの摂取状況を把握しておく
  • 家族の観察情報(いびきの強さ、呼吸の停止の有無)をメモしておくと診断に役立つ場合があります

7 当院の取り組みポイント

当院では睡眠時無呼吸症候群と思われる患者様に対しては、初診時の問診を丁寧に行い、必要に応じて睡眠検査のご案内や患者様に合った治療法を提案します。睡眠に関する不安や生活習慣の改善についても、具体的なアドバイスを提供します。 安心して受診していただけるよう、検査費用や治療の流れについてもご説明します。

8 まとめ

睡眠障害には複数のタイプがあり、症状に応じて受診先や検査・治療が異なります。早めに専門家に相談し、睡眠の質を改善する総合的なアプローチを取ることが大切です。当院でも睡眠時無呼吸症候群のご相談を承っております。

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9 睡眠障害 チェックリスト(簡易版)

不眠症

  • 夜に入眠するまでに30分以上かかることが多い
  • 夜中に目が覚めて、その後も眠りにつくのが難しい
  • 朝早く目が覚めて、その後眠れない
  • 日中に強い眠気があり、集中が続かない
  • 睡眠の質が悪いと感じる日が多い

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

  • 睡眠中にいびきを大きく、息が止まることを家族が指摘する
  • 朝起きたときにのどの渇きや口の渇きを感じる
  • 日中の眠気が強く、車の運転中にも眠気を感じることがある
  • 首回りが太め、肥満傾向がある
  • 高血圧や糖尿病など生活習慣病を指摘されていることがある

ナルコレプシー

  • 日中に突然の強い眠気が起こり、数分〜数十分の睡眠発作が起こる
  • 眠気以外の発作として、情動刺激で筋力が抜け落ちる現象(カタプレキシー)を経験したことがある
  • 睡眠時間を十分にとっているのに、日中の眠気が改善しない
  • 夜間の睡眠は比較的普通だが、日中の眠気が生活に支障をきたす

概日リズム睡眠障害

  • 就寝・起床時間が日によって大きくずれ、社会的リズムと合わない日が多い
  • 平日と休日で睡眠時間や時間帯が大きく異なる
  • 学校や仕事の開始時間に合わせるのが難しく、遅刻や欠勤が増える
  • 夜型の生活リズムになり、昼間の眠気や集中力の低下が続く
  • 眠気を解消するために昼寝を頻繁に取ってしまう

睡眠関連障害(睡眠行動障害・睡眠時随伴症候群など)

  • 睡眠中に激しく動く、声を出す、ベッドから落ちるなどの行動がある
  • 睡眠中の悪夢や恐怖感が強く、眠りが浅いと感じる
  • 夢と現実の境界があいまいになり、現実の出来事として覚えている
  • 夜間に足が急に動く、急性の脚の痛みやむずむず感を訴える
  • 日中に眠気や集中困難が強く、日常生活に支障をきたす

参考
チェックリストは自己判断の補助として用い、最終判断は医師の問診・検査結果に基づきます。

はなまるクリニックが運営する睡眠時無呼吸症候群の情報発信サイト「e-SAS.jp」では、症状や検査、治療についてなど、わかりやすく説明しています。

睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時無呼吸症候群の検査と診断
睡眠時無呼吸症候群の治療について
睡眠時無呼吸症候群を悪化させる習慣と見直しポイント
睡眠時無呼吸症候群の自己チェック

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